始計篇-その十-何事も計算より始まる

始計篇
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原文

夫未戰而廟算勝者、得算多也。

未戰而廟算不勝者、得算少也。

多算勝、少算不勝、而況於無算乎。

吾以此觀之、勝負見矣。

書き下し文

夫れ未だ戦わずして廟算して勝つ者は、
算を得ること多ければなり。

未だ戦わずして廟算して勝たざる者は、
算を得ること少なければなり。

算多きは勝ち、算少なきは勝たず。
而るを況や算なきに於いてをや。

吾れ此れを以てこれを観るに、
勝負見わる。

現代語訳

そもそも戦う前に廟堂にこもって、
勝ち目を計算してみて勝てるのは、
勝算が多いからです。

戦う前に廟堂にこもって、
勝ち目を計算してみて勝てないのは、
勝算が少ないからです。

勝算が多ければ勝ちますし、
勝算が少なければ勝てませんが、
ましてやそれを見るに勝ちようがありません。

解説

勝ち目を計算するためには、
自己分析やライバルの分析はかかせません。
それは前から散々言ってきたことです。

計算して勝算があれば挑むこと
計算して勝算がなければ、
勝算を高める努力をすることが大切です。

それが兵法の基本です。

計算するために、
いかに情報を集められるか、
また五事七計を用いて、
比較分析することも大切です。

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