始計篇-其の参-五事とは?

始計篇
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原文

一曰道、二曰天、三曰地、四曰將、五曰法、道者令民與上同意也、故可以與之死、可以與之生、而不畏危、天者陰陽寒暑時制也、地者遠近險易廣狹死生也、將者智信仁勇嚴也、法者曲制官道主用也

書き下し文

一に曰く道。二に曰く天。三に曰く地。四に曰く将。五に曰く法。

道とは、民をして上と意を
同じく、これと死すべく
これと生くべくして
危うき畏れざるなり

とは、陰陽・寒暑・時制なり。


遠近・易・広狭・死生なり。

将と
・信・仁・勇・厳なり

法とは、曲制・官道・主用なり

五事とは、第一にモラル、第二にタイミング、第三にポジション、

第四にリーダー、第五にシステムのことです。

モラルとは、
組織のメンバーをトップと志を一にし、
メンバーを[トップと一緒に死のう」
「トップと生きたい」という気持ちにでき、
危険を冒せるようにするものです。

タイミングとは、陰陽、寒暑、
その時に見合ったことをすることです。

ポジションとは、遠い、近い、険しい、なだらか、
広い、狭い、危険、安全といった
地理的要因のことです。

リーダーとは、智恵、信義、仁愛、勇気、威厳を
に付けているものです。

システムとは、軍隊の編成、規律の確立、
役割の分担、糧道の確保、補給の管理、
物品の準備のことです。※1

※1
「法とは、軍隊の部分けがきっちりしており、
役割の分担が正しくなされており、それぞれに仕事をきちんとさせて、もれが出ないようにするものです。」という説もあります。

解説

孫子は「五事 を整えると勝率があがる」と言いました。
五事とは一体なんでしょう。

五事とは…道・天・地・将・法

道(モラル)

「道」とは「道理」 つまり“モラル”のこと。

道理に基づいたことを 言ったり動いたり していれば、 共感され、 味方が増える。

ベトナム反戦運動

「戦争するより 愛しあおう」

ベトナム戦争は国内での反対世論 • 国際社会の反発 米国史上最大の失敗に終わる

共産主義革命

「万国の労働者よ! 団結せよ」

ジャンヌ・ダルク

「神の啓示を受けた。 邪悪なもの(英国)を 打ち払おう!」

天(タイミング)

「天」とは「天の時」 つまり “タイミング”のこと。 タイミングを しっかり観察し、 グッドタイミングを 掴めば、優位にたてる。

中国大返し

毛利方の備中高松城を 落城寸前に追い込む秀吉のもとに 本能寺での知らせが… 茫然自失で泣き崩れた秀吉に 軍帥・官兵衛が 「これで運が開けましたな」と耳打ち 我に返った秀吉は、毛利と和睦交渉開始、 中国大返しに成功し、怨敵・光秀討伐に成功する。

地(ポジション)

「地」とは「地の利」 つまり “ポジション”のこと。 ポジションを しっかり選定し、 ベストポジションに 立てば、優位にたてる。

「泣いて 馬謖を斬る」

孔明は子供の頃から 育てた馬謖に対して 「“道路”を守れ!」と命じる 。 驕った馬謖は“山上“に布陣 敗 北 孔明は規則に従い、 泣く泣く馬謖を処刑

将(リーダー)

「将」とは「将軍」 つまり “リーダー”のこと。 優れたリーダーが 組織にいれば、 戦いやすくなる。

智信仁勇厳

優れたリーダーが 身に付けているもの。

  • 智…知略があり、利口な人に騙されない人
  • 信…社員に信用され、組織の為に働ける人
  • 仁…部下を愛する態度をもつ、仁のある人
  • 勇…率先して行動し、自らを犠牲にできる人
  • 厳…威厳があり 、厳格に組織を統制できる人

法(システム)

「法」とは「法典」 つまり “システム”のこと。

優れたシステムが 組織に構築されれば、 戦いやすくなる。

優れた組織に完備されたシステム

軍備編制

組織構造のこと

規律確立

組織内規則のこと

役割分担

適切な人材投入

糧道確保

仕事の実行

補給管理

監視体制

 物品準備

在庫確認

まとめ

優れている 学校のクラスや会社の部署、 スポーツチームは、 モラルにかなっており、 グッドタイミングを掴んで、 ベストポジションに立って、 優れたリーダーが居て、 優れたシステムがあるので、 強い

参考資料

最終閲覧日2016/02/15

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